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日本脳炎ワクチンの接種、間隔、副作用
日本脳炎ワクチンの効果
日本脳炎ワクチンは日本脳炎ウイルスに対する免疫をつけるためのワクチンです。「定期接種」なので予防接種法に基づいて定期的に公費で接種することができ、接種することが推奨されています。
日本脳炎の感染者数が減った理由の1つにワクチンの効果が挙げられます。ワクチンによる日本脳炎ウイルスに対する抗体産生はよく、病気に罹らないレベルまで抵抗力をあげることができます。
アジアでの治験では、2回接種でも80%以上の有効率があると報告されています。日本脳炎ワクチンは不活化ワクチンで、ワクチン接種後に発症リスクがあるようなウイルスそのものは入っていません。ウイルスを処理して無毒化したものです。
以前使っていたマウスの脳成分から作られた日本脳炎ワクチンは2010年3月9日で使用されなくなりました。替わって、アフリカミドリサザルの腎臓の細胞から作られたワクチンが使われています。
※不活化ワクチンとは、感染症を予防するために接種するワクチンのうち、抗原となるウイルスや細菌などの微生物を不活化したもの。不活化とは、化学処理・加温処理・紫外線照射などによって、抗体を生成させる働きを失うことなく、体内で増殖しないようにすること。
微生物から免疫抗原性物質を精製分離したものもある。これに対して、生きた弱毒性微生物を含むものを生ワクチンという。不活化ワクチンは免疫の持続期間が短いため、一定の間隔をおいて数回の接種が必要となる。
日本脳炎ワクチンの接種、間隔、副作用