日本脳炎ワクチンの接種、間隔、副作用

日本脳炎を予防する、日本脳炎ワクチン。日本脳炎ではウイルスによる脳炎が起き、様々な後遺症を残るリスクがあるため、しっかり予防することが大切です。



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日本脳炎ワクチンの接種、間隔、副作用

日本脳炎ワクチンの副作用


副作用としては、注射部位が赤くなったり、腫れたり、痛みが出たりすることが挙げられます。発熱や不機嫌などの全身の副作用もあります。


発熱は1期初回で約3%、1期追加で約8%です。発熱や痙攣、麻痺などを起こす急性散在性脳脊髄炎の報告がありましたが、ワクチンの因果関係ははっきりしません。


比較的年齢の大きな子どもでは、痛みのため、顔色が悪くなったり、気分が悪くなったり、冷や汗が出たり、意識がなくなったりする可能性(迷走神経反射)もあるので、接種後30分程度は医療機関内にいることをオススメします。


また、日本脳炎ワクチンの課題として、以前はマウスの脳で作ったワクチンが使われていましたが、急性散在性脳脊髄炎を理論的に起こす可能性があり、因果関係を否定することができなかったため、2005年5月30日から一時的にワクチンの定期接種が行われず、希望者のみになっていた時期がありました。


2009年6月2日からアフリカミドリサザルの腎臓の細胞から作られたワクチンが使われています。


つまり、約5年間はワクチン接種率が非常に低下しており、この期間に未接種の子供は日本脳炎に罹る可能性が平均よりも高いと考えられます。そのため、接種していない人にもこれから接種することが勧められています。


公費対象の年齢を過ぎると自費になりますが、自治体によっては接種年齢が過ぎても公費で行っている場合もあるので、各自治体に問い合わせてみて下さい。


日本脳炎は罹ると治療方法はなく、パーキンソン病と言って、足の動きが悪くなる病気に似た症状、痙攣、麻痺、精神発達の遅れ、精神障害などの後遺症を残す怖い病気です。ワクチンでしっかり予防するようにしましょう。


日本脳炎ワクチンの接種、間隔、副作用